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青梅、羽村地区工業用水道企業団とは
青梅、羽村地区工業用水道企業団(以下「企業団」といいます。)は、
東京都青梅市と羽村市に立地する西東京工業団地などにある企業や工場に工業用水を提供するために、
両市によって昭和41年に設立された企業団です。
さまざまな産業活動に欠かせない良質な工業用水を、安価に、そして安定した水量でお届けしています。
概要
1 構成市の概要
企業団を構成する青梅市、羽村市は東京都心部から西へ50km圏に位置しています。
青梅市は、行政面積 103.31km²で、北側が埼玉県に接し、市内の中心を多摩川がつらぬき、市域の多くを森林で占め、秩父多摩甲斐国立公園の玄関口として、豊かな自然に恵まれた都市です。
古くは織物の街として発展してきましたが、現在では観光・レクリェーションの場として、また、ハイテク産業集積地としての一翼を担うなど、第7次青梅市総合長期計画基本構想の『美しい山と渓谷に抱かれ、東京に暮らす 青梅』の実現に向け、さまざまな施策に取り組んでいます。
羽村市は、行政面積9.90km²で、市域の西から南に多摩川が流れ、羽村取水堰や玉川上水を有する、水との関わりが深い街です。
昭和37年6月には首都圏整備法による市街地開発区域の指定を受け、土地区画整理事業により都市基盤整備を進めるとともに工場誘致を行い、職住近接の都市として発展してきました。現在は第六次羽村市長期総合計画の基本構想に掲げた市の将来像「まちに広がる笑顔と活気 もっと!くらしやすいまち はむら」の実現に向け、施策を展開しています。
2 企業団の概要
青梅市と羽村市(当時は羽村町)は、首都圏整備法による市街地開発区域に指定され、昭和41年9月、両市の境界をはさむ地域が日本住宅公団(現在の都市再生機構)により西東京工業団地として造成されました。
本企業団は、この西東京工業団地へ工業用水を供給するために設立され、取水・配水施設を羽村市内の多摩川近くに、また、事務所を当時の羽村町役場水道課内に置き発足しました。
昭和41年12月、工業団地で使用する工業用水を3.3m²当たり40Lと想定し、水源からの取水を日量20,000m³とする事業計画をもって、通商産業大臣(現在の経済産業大臣)の事業認可を受け、昭和42年5月、5事業所を対象に供給を開始しました。
その後、事業所数も増加し、 昭和59年度~平成10年度には、20事業所に供給していました。近年、水需要の減少とともに、供給事業所数が減少する傾向が見られ、令和3年4月1日現在、14事業所に給水しています。
沿革
- 昭和37年6月
- 青梅市及び羽村町が市街地開発区域に指定される。(首都圏整備法)
- 昭和40年2月
- 青梅、羽村地区工業用水道組合設立認可(東京都知事)
- 昭和40年4月
- 管理者に羽村町長井上孝平氏、副管理者に青梅市長榎本栄蔵氏就任。事務局を羽村町役場内に置く
- 昭和40年5月
- 第1水源1号井築造
- 昭和41年3月
- 第1水源1号井取水ポンプ1台設置、電気室、電気設備室完成
- 昭和41年5月
- 送水管布設完了(PC管)2,472m
- 昭和41年12月
- 事業認可(通商産業大臣)
- 昭和42年4月
- 青梅、羽村地区工業用水道企業団に名称変更(地方公営企業法改正)
- 昭和42年5月
- 5事業所へ送水開始(基本料金6円、超過料金12円)
- 昭和46年4月
- 企業長に羽村町長並木周一氏、副企業長に青梅市長石川要三氏就任
- 昭和49年4月
- 料金改定(基本料金8円、超過料金12円)
- 昭和50年11月
- 副企業長に青梅市長山崎正雄氏就任
- 昭和55年10月
- 料金改定(基本料金11円、超過料金16円)
- 昭和56年4月
- 企業長に羽村町長井上篤太郎氏就任
- 昭和56年6月
- 昭和52年4月からの送水管布設替工事完了(PC管をダクタイル鋳鉄管に4,283.7m布設替)
- 昭和57年3月
- 配水場電磁流量計設置
- 昭和62年11月
- 副企業長に青梅市長田辺栄吉氏就任
- 平成3年11月
- 企業長に羽村市長井上篤太郎氏就任
- 平成6年12月
- 施設改修工事(管理棟、電気計装、ポンプ設備)着手
- 平成7年4月
- 料金改定(基本料金16円、超過料金23円30銭)
- 平成8年3月
- 施設改修工事完成
- 平成9年3月
- 配水管管種替工事実施 延長626.3m
- 平成10年3月
- 配水管管種替工事実施 延長302.1m
- 平成11年3月
- 配水管管種替工事実施 延長1944.4m
- 平成11年4月
- 料金改定(基本料金23円、超過料金33円)
- 平成11年11月
- 副企業長に青梅市長竹内俊夫氏就任
- 平成12年3月
- 配水管管種替工事実施 延長208.9m
- 平成13年3月
- 配水管管種替工事実施 延長153.1m
- 平成13年4月
- 企業長に羽村市長並木心氏就任
- 平成13年10月
- 配水管管種替工事実施 延長261.5m
- 平成15年3月
- 配水管管種替工事実施 延長245.6m
- 平成17年4月
- 料金改定(基本料金30円、超過料金40円)
- 平成18年3月
- 配水管管種替工事実施 延長352.3m
- 平成18年12月
- 配水管管種替工事実施 延長263.3m
- 平成20年3月
- 配水場に遠隔監視設備を設置
- 平成20年4月
- 羽村市上水道第1配水場から遠隔操作による運転管理を実施
臨時職員による配水場の夜勤および常駐の日勤を廃止し、配水場施設を無人化
- 平成20年11月
- 配水場フェンス等改修工事
- 平成26年4月
- 地方公営企業会計基準の見直し(平成26年度予算および決算から適用)
- 平成27年11月
- 副企業長に青梅市長浜中啓一氏就任
- 平成28年11月
- 専用ウェブサイト開設
- 平成28年12月
- 配水ポンプ移設修繕工事実施 No.1
- 平成29年8月
- 配水ポンプ移設修繕工事実施 No.2
- 平成30年7月
- 日立アプライアンス(株)私設管無償譲渡にかかる議決 延長1,082.2m
- 令和3年5月
- 企業長に羽村市長橋本弘山氏就任
- 令和5年11月
- 副企業長に青梅市長大勢待利明氏就任
企業団の構成団体
青梅市、羽村市
給水区域
青梅市: 末広町の全域、新町の一部の区域内、藤橋の一部の区域内
羽村市: 栄町の全域、緑ヶ丘の一部の区域内、羽の一部の区域内
工業用水道企業団の組織
事務所 東京都羽村市緑ヶ丘二丁目18番地5 羽村市水道事務所内